0:葉巻の基本はこれだけ

2015-06-03

“葉巻をはじめてみたい。
けれどどうすればいいかわからない。

ネットの情報は断片的で、そもそも何がわからないのかもわからない。
そんな人は、結構多い。葉巻に関するあらゆるものを取り揃えているお店が近所にあるならともかく、そういう立地はあまりない。
加えて、葉巻に対する「高そう」「難しそう」というイメージ。葉巻に必要な道具は高価なものが多い。しかし、最初からそれらが必要なわけではない。
誰でも気軽に簡単に、出来るだけコストを抑えて葉巻を愉しんでもらいたい。


まずは葉巻の産地から。
葉巻はキューバドミニカニカラグアなど、さまざまな国で生産されています。
最初にどの国の葉巻を選ぶか迷うところですが、まずはキューバ産を選んでみてください。
キューバは葉巻が生まれた国です。まずは手始めに、オリジナルをためしましょう。

葉巻には保管が必要です。
理想的な環境で保管された葉巻は熟成が進み、ワインのように風味を変えていきます。
逆に保管を間違えると、単なる苦い枯葉の塊になってしまいます。
しかし、大丈夫。環境は簡単に揃えることが出来ます。

葉巻には管理の目安とする温度と湿度があります。

温度:16℃〜18℃
湿度:65%〜70%

これだけです。
これだけ!といっても、冷蔵庫やワインセラーのように温度を一定に保つのは、一般家庭には確かに難しい。
しかし、通常の室内の温度であればとくに問題ありません。この数字には理由があるので、その理由を理解すれば多少の振れ幅は問題ありません。葉巻は思ったよりタフなのです。

【温度の理由】
葉巻を食べる害虫がいます。「タバコシバンムシ」と呼ばれるどこにでも生息する甲虫で、まれに葉巻にまぎれています。幼虫のときに成長するため、葉巻に入ると葉巻を食べます。成虫は葉巻を食べません。
そのタバコシバンムシが孵化しやすい温度が20℃以上なのです。ですので、これ以下に抑える事が温度の目安です。
(よく「葉巻の温度は20℃!」としている文献などもありますが、20℃では孵化してしまうため正しくありません)
幼虫となったタバコシバンムシは葉巻に穴を開けてしまうので、放置していると葉巻がぼろぼろになり吸えなくなってしまいます。
しかし、生産国キューバから葉巻が出荷されると、デュストリビューターは保税倉庫で冷凍し、卵が紛れ込んでいても孵化できないように処理します。
なので、そこまで神経質にならなくても大丈夫。
ただ、40℃近くの高温になると葉巻が湿気を吸いすぎてしまうので保管は直射日光の当たらない冷暗所がおすすめです。

【湿度の理由】
葉巻は生きている、というより、農作物加工品なので「生もの」であり、チーズのように発酵・熟成が進んでいきます。
乾燥してしまうと味が辛くなり、湿気が多すぎるとえぐくなります。そのため理想的な湿度は70%以下とされているのです。
しかしこれは目安で、その人の好みで60~70%というあそびの範囲で大丈夫でしょう。

葉巻の保管は、16℃〜18℃、
65%〜70%とりあえずこれだけ覚えればOKです。


2018-02-20 更新