XVIII Habanos Festival - Noche de Gala dedicada a Cohiba en su 50 Aniversario(下)
2016-03-18
今回のオークション最注目はコイーバ50周年特別ヒュミドール「Cohiba 50 Aniversario」。50台が製造されそのうち「1番」がオークションに出品される。
純金でコーティングされたタバコ葉が表面を飾るこのヒュミドールには持ち主の名前が入れられ、シガーには通し番号がつく。中には50本、ハバノスで初めてリングゲージが60を超える60×178のビトラが納められる。また画期的なガジェットとして温湿度管理デバイスが内蔵されている。これは利用者のみが利用できるアプリでスマートフォンからヒュミドール内部の状態をリアルタイムでチェックできる仕組みだ。
画期的なアプリ。デバイスも格好いい。
その他にも、冷蔵庫並みの大きさを誇る一点もののヒュミドールがずらりと並ぶ姿は圧巻だ。内部には特別に製造されたシガーが数百本それぞれ納められている。
Cuaba。50本のCuaba 20 Aniversarioや30本のBariayなど320本のシガーが納められている。
H.Upmann。20本のButifarraをはじめ340本のシガーが納められている。
Hoyo de Monterrey。25本のReserva、Extravaganza、Gran Piramidesなど360本が納められている。
Romeo y Julieta。20本のGran Reserva、Fabulosos No.6など365本が納められている。
Partagas。20本のSerie E No.1など370本が納められている。伝統的に、Partagas工場を模した形になっている。
Montecristo。20本の80 Aniversario、Salomon No.2など450本が納められている。
Chucho ValdesやJorge Drexlerなど、日本でもメジャーなシンガーが次々と演奏を披露する中、粛々とコースが進んでいく。
ウェルカムドリンク、エントリー、ファースト、メイン、デザートの皿にそれぞれにコイーバ メディオ・シグロ、ロブスト、マヒコス、シグロVI、ベイーケ54がサーブされる。
最後にデザートとともに各テーブルに置かれたボトルはハバナ・クラブ コイーバ・アトモスフィア。提供されるシガーも酒も、非常に贅沢だ。参加費用は700ユーロだが、質は完全にそれを上回っている。
ハバノスへの功労者を表彰するハバノス・アワードの次は、毎年恒例の締めを飾るオークションである。
(上)でウェイティングの写真に納まっていた黒タイの紳士が受賞していた。
このオークションの売上はハバノスから慈善団体へ寄付される。
今回のオークションは7品。ハバノス・フェスのオークションは一風変わっていて、オークショニアはハンマーの代わりにチャベタ(トルセドールが葉を切るための半月状のナイフ)をカンカン打ち鳴らしてコールする。
参加者たちは入念に品定め。外野は記念撮影。
H.Upmannのヒュミドールの中身をちらり。惜しげもなくレゼルバも入れられている。
最後の品であるコイーバのオークションは白熱した。150000ユーロから開始され、300000ほどでもみあい、結局320000ユーロで落札された。
競り上がる程会場中がざわめく。みんな値動きに釘付けだ。
オークションの感想としては、だいぶ安いという感じだった。トリに日本円で1億弱が連発していた数年前と比べると、かなりおとなしくなっている。このあたりで日本人が落札して、シガーの世界で喫煙天国日本の存在感を放ってほしい。
正装ならば紋付袴。海外のパーティで大人気だ。何十回も撮影を求められ、TVクルーに取材を受けた。
総括としてハバノスS.A.は世界のシガー市場の70%を占め、売上高は昨年より4%上昇したと発表した。
熱狂と興奮の第18回ハバノス・フェスはここに終了した。来年は、さらに大きな祭りとなるのは間違いないだろう。
XVIII Habanos Festivalを記念して、プレゼントのご案内です。キューバで入手したすでに絶版となって久しい「ENCICLOPEDIA ILUSTRADA DE HABANOS」(通称「白本」)を抽選で1名様にプレゼント致します。当選結果は発送をもって代えさせていただきます。
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