6-1:葉巻のブランド別の強さ

2015-06-03

初めて葉巻を買うならお店の人に見繕ってもらうかネットショップでサンプラーを購入しましょう、と以前書きましたが、やはり絞り込むための足がかりは必要かもしれません。

キューバ産シガーのブランドは数多くあり、すでに廃止されたブランドを除くと、2014年現在はおよそ26ブランドが存在します。
それぞれのブランドはさまざまな成り立ちがありますが、直感以外でブランドのチョイスを行うなら基準になるのは強さでしょう。

人によって受け止め方は違いますが、葉巻の喫味は強さとフレーバーの組み合わせで決まります。
その人の普段口にするものの好みや体調、直前の食事などさまざまな要因で感じるフレーバーは全く違います。それに、同じブランドでもビトラにより味わいは異なり、もちろん熟成の環境や生産された工場、その葉巻を作った職人の腕……農産物加工品たる葉巻には同じものはふたつとありません。なので、「この葉巻はこうである」と一概に誰もが納得できる説明をするのは非常に難しいのです。
ただ、葉巻の生産を統括するHabanos S.A.はブランドごとの強さの目安を公表しています。

左の表はHabanos S.A.のVitolario de Habanosからの抜粋です。
各ブランドの味わいの強弱はこれを参考にして、その中で時間や形の好みを考えてビトラを決定するとよいでしょう。もちろん、直感もいいと思います。

葉巻を吸い慣れている人はこの表を見て驚くかもしれません。
思ったような強さのポジションに想定したブランドが無いかもしれませんね。
見た目やネットでの評価でこのブランドはこうである、という先入観もあると思います。
確かに、視覚的な効果や思い出補正はプラシーボ効果のように味覚に影響します(確実に)。
各々が持つ葉巻ブランドの味わいのイメージとHabanos S.A.が公表するそれに違いがあっても、間違いではありません。嗜好品なのですから、それは当然のことです。この表はそれはそれとして考えましょう。大事なのは自分の中の明確な基準です。
そしてその基準は自分だけの物なので、人に押し付けてはいけません。嗅味覚は共通認識できませんし、前述の通り葉巻の味の再現は不可能です。
それを「これはこうだ」とエビデンスなしに広めるのは、初心者を惑わせる事になります。確実なのは、オフィシャルの情報だけです。

さて、葉巻のブランドの成り立ちについてですが、これは当サイト「Memorandum of Cigars」にて色々と記載がありますので、ご参考にどうぞ。


2017-08-24 更新