パルタガス ペルフェクトスはマシンメイドのクラシックなビトラだ。

すでに2002年にディスコンとなっており、シェイプもセロファンの外見も時代を感じさせる。

サイズは44×127、ペルフェクトス（ペティ・ペルフェクト）。

セロファンを剥ぐと、やや酸味を帯びた濡れた古い革の香り。

リングは完全に変色しており、セロファンの効果が伺える。ラッパーは荒く、細い葉脈でごつごつしている。色は古ぼけたコロラド。

 

フラットカットするとヘッドは柔らかい。

ショートフィラーなのでドローは通る。

フットを炙ると、ウッドとレザーが弾け出た。

ひと吸いすると、鮮烈な甘みが爆発した。木の甘みが非常に強い。もっさりとした重い甘さだ。フルボディ。

小さな身体にこれでもかというタバコ感。分厚い鞣し革、強烈なウッド、ぐっとくるタンニン。そこに甘さが絡み付いてくる。

 

油分が強く、全く枯れていない。

中盤も上顎にびしびしと濃い味わいを感じる。旨味もコクも申し分ない。

ウッドはますます尖り、タンニンはますます舌の根元を刺激してくる。

そのまま終盤までハードなウッドが大暴れし、最後に赤葡萄が立ち昇った。

 

45分で喫了。