Partagas Mille Fleurs '03

2026-09-29

ミルフルールといえばロメオ・イ・フリエタなのは、こちらのパルタガスのミルフルールが国内で出回らないからだろう。
パルタガス ペティコロナが廃盤となったので、このブランドのペティコロナはミヌトスやマレバスが担うこととなった(要はショーツやカピトルスである)。

サイズはRG42x129mm、ビトラ・デ・ガレラ:ペティコロナ(ビトラ・デ・サリダ:ペティコロナ)。
箱を開けると、分厚いレザーが強く香る。
やや濃いコロラドで、表面は強いオイリーの痕跡が残る。旧リングにボックスプレスされて四角いフット。

フットに火を回す。枯れた白樺の焚き火の煙が立ち昇る。
香りを堪能し喫煙する。うま味をはらんだビターがぐっと貫き、どっと唾液が溢れる。
追いかけてレザー、ウッド、黄色い桜桃、古い洋書。ストロング。
ガス香、古書のようなニュアンスがビンテージ感を醸す。
それが喫煙の強弱で微妙に連続して変化し、広く拡大していく。


中盤はハーブと白い花が現れる。
口腔に薬草系リキュールが満たされる錯覚。背景にはレザーが流れる。主張ははっきりしているが穏やかで、強いキックだけがパルタガスではない、という事をこれでもかと分からされる。

終盤、ブローすると白粉が咲く。
ピカンのようなテイスト、サラッとしたスモーク。
荒っぽく砕いた断面のような感触はどこにもなく、上品な印象さえ与えられる。

50分で喫了。
記憶ではパルタガス ペティコロナと比較すると、こちらの方がアロマが立つと思う。
Partagasといえばその特有の強さだけがフォーカスされがちだが、相反する特徴を矛盾なくひとつのシガーに与えられるのがキューバだ、ということが理解できる。葉巻は大きさではない。

LABEL : Partagas 【Aged】