Partagas Línea Maestra Rito '24
2025-05-28
リトもマエストロと説明が重複するので割愛する。
リングに「RITO」と名前が入り、一番長いシェイプなので他と見間違えることもないだろう。
サイズはRG52x168mm、ビトラ・デ・ガレラ:グストソス(ビトラ・デ・サリダ:ダブルロブスト)。
他のふたつと同じ、このシガーだけのオリジナルのビトラとなっている。
これも他のリネアと同じ、箱に20本が納められる。
ラッパーは軽くオイリー。色はコロラドで、やや細かい葉脈が見える。
香りはウッドでその中にほんのりレザーが香る。
巻きはやや硬めで特徴的なヘッドの処理が目を引く。
フットのリングを外し(重要。これを呼んでいる方はリングを上にずらして喫うような愚行を絶対にしてもらいたくない。写真映えを狙ってのことだろうが、葉巻ではなく葉巻を吸っている自分を自慢したかったら、葉巻よりよい商材がいくらでもあるのでそちらへ行くことをおすすめする。リングをずらすとラッパーに傷が入り喫煙中に崩壊しやすい。本質的には崖際で自撮りを取るアホとあまり変わらない)、フラットカットしてフットに火を灯す。
杉の表皮の焚き火。軽やかな香りが立ち昇る。
喫煙するとソフトなタッチ。魚介の出汁ガラ、黒インク、レザー。メタリックな感じ。
奥の方に乳酸菌飲料のようなニュアンス。
中盤はウッド系、ややビターなタッチが拡がる。
ボディはやや太くなり、シャープさを増す。
ほのかに石鹸香、軽やかなスモーク。
終盤、ブローすると喫感がさらに華やぐ。鰹節、硬いウッド。
そうか、一貫して底の方にあったのはこれ、鰹節――
80分で喫了。
リネア・マエストラのどれが優れている、とか甲乙つけるつもりはない。
葉巻を選ぶ基準簿第一は、ハバノスがオフィシャルで伝えているように喫煙時間。
リングの色で葉巻を選ぶのは愚の骨頂だ。