XXI Habanos Festival - Intermidiate Evening Hoyo de Monterrey

2019-03-03

2月20日は「Intermidiate Evening」。今年のテーマはHoyo de Monterreyだ。
毎年フェスティバルではレゼルバ・グランレゼルバが交互に披露される。過去に両方がリリースされたのはCohiba・Partagas・Montecristo・Romeo y Julieta・H.Upmannで、Hoyo de Monterreyはレゼルバエレピクール No.2のみ。順番で、今年のグランレゼルバはHoyo de Monterrey。ビトラはダブルコロナとなった。

5大ブランドより先にH.Upmannが披露されていたが、これですべてが出揃ったことになる。来年のインターミディエイトでは一体何のスペシャルシガーが披露されるのか、それより本日のグランレゼルバはどのような品なのか。参加者の期待は高まり、会場であるSALON DE PROTOCLO EL LAGUITO(サロン・デ・プロトコロ・エル・ラギート)の今夜のために誂えられたHoyo de Monterreyの門の前に人だかりが続く。

会場中に張り巡らされたHoyo de Monterreyのバナーとグランレゼルバのロゴが期待感を加速させる。
入場時に手渡されるギフトボックスを開けたスモーカーの口々から歓声がわく。
グランレゼルバのダブルリングをまとったHoyo de Monterreyダブルコロナを、しばらく鑑賞するもの、我慢できずに火をつけるもの。
会場はすぐ紫煙に覆われた。

会場は立食式で、5つのエリアに分けられている。
ラムやシャンパン、モヒートなどが振る舞われ、開始前の各所で披露されるパフォーマンスの前に人だかりができる。

カウントダウンのあと、HabansoS.A.の挨拶と今回のグランレゼルバについての紹介がなされる。
グランレゼルバはタバコ葉を収穫後、5年の歳月をかけて熟成され、熟練のトルセドールによって巻かれたハバノスのハイエンドシガーだ。
当然数にも限りがあり、15本入りで5000箱のみの生産となる。
詳しくはこちらの記事を参照にしてもらいたい。

会場中央での前衛的なショーの披露のあと、本格的なパーティの開始だ。
野外の会場にもかかわらず、まるで雲が湧いたかのように空にシガーの煙がかかる。

Hoyo de Monterreyのアイコンをバックにアーティストが熱唱。ゲストは食事と酒とシガーを楽しむ。
Hoyo de Monterreyをテーマにしたライブペインティングの他、各エリアではMARIA VICTORIA、MANOLITA SIMONET Y SU ORQUESTAなど著名なアーティストのプレイが会場を活気づける。

いずれもキューバでは超がつくほど有名なパフォーマーたち揃いだ。
参加者たちは熱心に撮影し、SNSへアップする。参加者たちがアップした写真はInstagramに連動したディスプレイに流される。
今回はHabanos S.A.のこうしたSNSの熱心な活用にも驚いた。

グランレゼルバ ダブルコロナ以外にも、Hoyo de Monterreyからペティロブスト、エピクール・デ・ルクセ、サン・ファンがサーブされる。いつ尽きるともしれない紫煙の渦と音楽に、会場のボルテージは終始上がりっぱなしだった。

待ち望まれたHoyo de Monterreyグランレゼルバ、そのパーティは大成功のうちに終わった。
シガーで繋がれたスモーカーたちは国境の枠を超え、シガーについて話し込んだり、音楽に合わせ一緒に踊ったり、酒を酌み交わして親交を深める。
フェスティバル・ハバノは、こういった場でもあるのだ。