Guantanamera Cristales '11

2015-06-03

 

2002年に設立されたグアンタナメラは、すべてショートフィラーを使ったマシンメイドだ。
例のごとくインテルナシオナル・クバーナ・デ・タバコスからライセンス販売されている。
マスマーケット用に販売される安価な葉巻、というイメージなのだが、本当のところどうなのだろうか?
パッケージとリングの変更が発表され、今後の展開が気になるところだ。

クリスタレスのサイズは40×150、クリスタレス・マノ(ロングコロナ)。テカテカしたリングがマシンメイドぽさを語っている。
プラスチックのチューブから取り出す。ヘッドはカット済みで、ラッパーはボコボコと波打っている。
ボックスはトロヤなどと同じように、ボール紙でできている。
香りは濃いタバコ香で、獣臭も放っている。ラッパーの色は薄く、コロラド・クラロか。
ドローがスカスカなのはショートフィラーの特徴。

着火してひと吸いすると、印象は「薄い」。
ドローが悪く煙が来ていないのか?と思ってみてみるがそうではない。
煙を吸い込み、口腔に溜め、吐き出す瞬間に味を感じる。
薄く感じるテイストは藁灰、土、そして僅かにスチール。

 



中盤を中ほど過ぎて、キューバンシガーのポテンシャルが現れてきた。メタリックな味わい。
葉巻が熱くなるほど強く喫煙すると、ほのかに甘み、コクの片鱗が感じ取れた。苦味はない。
紙の燃えるような味がチラチラ見え隠れしている。

終盤になり、煙量は多くなり遅い目覚めを感じた。
変化がある、というよりは薄い→濃いというような、味わいの変化ではない感じ。終局には小枝を燃焼させたような木質感を感じられた。
1時間で喫了。
イージースモーキングなら最近は手ごろな短いビトラで満足感を味わえるものが多く出てきているので、その一本に加えるといいかもしれない。

 

LABEL : Guantanamera