Partagas Línea Maestra Origen '24

2025-05-15

このラインについてはマエストロで多くを説明したので割愛する。
リングには「ORIGEN」の名前が入り、他と区別している。まあビトラが違うので、間違えることはない。
サイズはRG46x154mm、ビトラ・デ・ガレラ:ボンダドソス(ビトラ・デ・サリダ:グランドコロナ)。ええ?(Bondadosos=親切)。
無論、他のマエストラと同じく、このシガーだけのオリジナルのビトラとなっている。
これも他のリネアと同じ、箱に20本が納められる。

箱を開くと、ラッパーはコロラド。表面はオイル分を感じる。細かい葉脈が多い。
香りはウッド。そこまで強さはない。

フットのリングを外し、ヘッドをフラットカットし、フットに火を付ける。
立ち昇る煙はパルタガスにしてはかなりソフト。喫煙する。
最初に感じたイメージは「優しい」だ。
むしろパルタガスなのか?とすら思う、ブランドイメージから離れた喫感。
パルタガスの持つハードな、ストロングな、そういったものは非常に和やかになり、芯の方にその硬さを隠している。
グラス(草)、ウッド。レザーは非常に淡い。こしあん、甘みの中にも爽快感。全体的にフローラル。ミディアム。

 


中盤、メタリックな喫感。
アフターに花がある。ウッドが細く長く根を張り、炭酸感のあるスモークが口腔を満たす。
昨今のシガーにしては細身だが、驚くような煙量で楽しませてくれる。

終盤、ブローすると紅茶や真新しい新聞紙のニュアンス。
奥の方にレザー。ブランドのスタンダードなラインからかなり外れるが、パルタガスとしての特徴ははっきりと残している。

60分で喫了。
野心的な挑戦といえるだろう。
ユニークなビトラが気にったので、もう少し気軽に手に取れるプレゼンテーションを期待する。
どんどん豪華になるハバノスのボックスだが、ノンキューバンの動向を気にせずに葉巻そのもので勝負してほしい。葉巻の価値はそこにあるのだから。

LABEL : Partagas 【Special】