Punch Palmas Reales '00

2026-07-14

パルマス・レアレスはマシンメイドのパンチ
マシンメイドのハバノスの運命はほぼ決まっており、2002年に「統合・合理化」でハンドメイドのシガーとして生まれ変わるか、廃盤になるかだ。
パルマス・レアレスは多くのマシンメイドと同じ運命を辿った。すなわち廃盤である。

マシンメイドなので当然ショートフィラーで製造されている。
一本一本がセロファンに包まれた25本入りドレスボックスの形で、1960年代から2002年まで販売されたショートスモークだ。
サイズはRG40x140mm、ビトラ・デ・ガレラ:クレマス(ビトラ・デ・サリダ:コロナ)。

経年変化で変色したセロハンから取り出して観察する。
香りは強いウッドでラッパーは斑のコロラド。表面に油気の名残がある。
四角くボックスプレスされており、ヘッドはマシンメイド特有のやや尖った形状。

ヘッドをフラットカットし、フットに着火する。
魚の皮が焦げる香り。
喫煙するとカカオ。ハイカカオチョコレートだ。乾燥した牧草のニュアンスを感じる。ビター。タンパク質の焦げ。ミディアムフル。


着火直後の強烈な喫味は5・6口で和らぐ。
牧草が伸びて乾いた草原が広がる。しかしアフターには魚の干物のようなアフターが長くついて回る。

中盤はタッチが軽くなる。
鼻を抜くと控えめな白粉、ウッド。
軽やかなスモークにうま味がしっかり含まれ、味蕾を刺激する。
華やかさも現れ、しっかりした変化を見せる。一貫して背景にあるのはビター感だ。

終盤はその華やかさを維持し、また草原に戻ってくる。ドライなタッチ。ビター感。一周回って最初に戻ったようなスモークにはっとする。
ブローするとガキッと硬いカカオと小さな白い花がポッポッと現れ、口腔内で踊る。アフターはグラッシー。

40分で喫了。
マシンメイドの廃止、コロナの大幅な削減と翻弄されて失われたシガー。
豊かさは実は「無駄」と見なされるものの中にあることが再確認できる。
失われたシガーが本当に失われる(完全に抜けて葉巻として死ぬ)前に、全て記憶にとどめておきたいものだ。

LABEL : Punch 【Aged】