3-3:葉巻はどこまで吸うもの?

2015-06-03

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<葉巻の火の消し方>

紫煙に酔いしれ、気がつくとそろそろ葉巻が短くなってきましたね。葉巻はどこまで吸ってもOKなのでしょうか。
葉巻には、ヘッド近くに「リング」や「バンド」と呼ばれる紙製のテープが貼られているものと、ないものがあります。
リングは火が近くなってきたら、火傷しないように剥がしましょう。糊付けされているため、葉巻の熱で糊が柔らかくなり剥がしやすくなります。リングは持ち帰っても、そのままテーブルに置いてもOKです。
どこまで吸っても大丈夫ですが、火傷しないうちにシガートレイに置きましょう。

葉巻はそのまま放置すれば火が消えます。葉巻の太さにもよりますが、だいたい5分もすれば消えます。つまり、葉巻は吸い続けなければ火が消えてしまいます。(ごみ箱に灰を捨てるのは、完全に消火したか確認してからにしましょう。火事の原因になります)
揉み消すのはやめましょう。破れて葉巻のはらわたが出てしまうと臭います。
またシガートレイに葉巻の吸いさしを立てることは「この(お店の)サービスは不満である」と受け取られることもあります。やめておきましょう。

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葉巻は紙巻タバコと比べ大量の煙を摂取するため、人によりニコチンの耐性は違いますが吸いすぎると「ニコチン酔い(ヤニクラ)」を起こす場合があります。
症状は人それぞれですが、気分が悪くなる前にほどほどでやめておきましょう。一般的に、3・4本連続喫煙すると症状が出るようです。
新鮮な空気を吸い、水分をたくさん取ると症状が緩和されます。

ニコチン酔いと間違えやすく、また起きやすいのが酸欠です。
閉鎖空間で何人も葉巻をくゆらすと起きやすいので、これも注意しましょう。

時間の制約や何らかの理由で葉巻が吸いきれないときはどうするべきでしょうか。
風味が落ちるのであまりおすすめできませんが、灰を落とし、葉巻をくわえたまま2・3回息を吹いて葉巻内部の煙を追い出し、しばらく置いて火が消えたのを確認して、フットから2~3センチ辺りをカットします。それを持ち帰りましょう。
喫煙途中で火が消えてしまった場合は、同じように灰を落とし煙を追い出し、改めて吸いはじめと同じようにフットに着火します。

さあ、葉巻はいかがでしたか?結構簡単でしょう。
葉巻はブランド、サイズはもちろん、作った職人の技量や収穫された葉の自然な違い、熟成期間や保管の状況、吸い方により味わいが変わります。葉巻にはひとつとして同じものはありません。無限のバラエティを楽しむ事が出来るのです。
その愉しさは、きっとあなたのライフスタイルを豊かなものにしてくれることでしょう。

そのためには入り口、はじめが肝心です。
やはりある程度葉巻についての知識と理解を得てからの方が、より深く、回り道せずに簡単にその楽しみを味わえます。
葉巻の種類や用語、技術、ブランド、秘められた歴史。そのようなことを知らないでいるより、知りながら葉巻を手に取ればその楽しみはより大きなものになるでしょう。
当サイトは葉巻に関して、すべてを網羅しています。ぜひ参考にして、葉巻の楽しみを知ってください。



2017-02-23 更新