Montecristo Regata '15

2017-09-22

2009年、モンテクリストから新たなラインが発売された。
「スポーティ・アウトドア・スモーカーズへ」と銘打たれた4種のスポーツ・シリーズ「オープン・シリーズ」だ。
屋外での喫煙にフォーカスした、ライト・フレーバー志向で、それぞれスポーツに関連する名を与えられた。

……というのがハバノスの話だが、なぜ屋外だとライト・フレーバーなのかよくわからない。モンテクリスト・カップというその名を冠したゴルフトーナメントも開催されたが、スモーカーにはこのシリーズはいまいち馴染ませられなかった感が強い。
そんなこんなで敬遠するスモーカーも多いが、葉巻は吸わなければ分からない。

箱を開けると、オリジナルのダブルリングが輝きを放つ。オープン・シリーズはそれぞれ濃緑の「イーグル」「マスター」「レガータ」「ジュニオール」オリジナルリングをまとう。そして1箱20本入りの化粧箱に入れられ、すべて屋外での喫煙を想定しチュボスも用意されていた(現在チュボスは全て廃盤となっている)。他にはない至れり尽くせりのシリーズである。

レガータはオープン・シリーズひとつだけのピラミデで、サイズはRG46×135mm、ビトラ・デ・ガレラ:フォルム(ビトラ・デ・サリダ:ペティ・ピラミデ)。
一般的なピラミデよりごく小型だ。「アルバトロス」という名前でも知られている。
ラッパーはやや濃いめのまだらなコロラド・マデューロ。表面にオイル分がにじみだし指に付く。ピラミデは見た目にトルセドールの技術が如実に現れるが、これはあまり良い見栄えとはいえない。

一本取り出し、ヘッドをフラットカット。空吸いしてドローチェック。
フットに火を灯すと、軽い感じのウッドのアロマが広がった。
喫煙する。ウッド!
通常のモンテクリストよりライトか?というと、喫味はそのまま、アフターが若干爽やかな感覚。キレがあるというか、重たい土感がなくモンテクリストのナンバーシリーズよりとっつきやすい感がある。
ほのかな白粉感、牧草の束に近いウッド、淡いレザー。ミディアム。ダブルリングの色を濃緑にした意味が何となく分かるような気がする。

 


灰を落として強喫煙すると、乳化したような白粉がぼわっと出る。が、押し出しは強くない。
一貫して喫味が軽い、というよりアフターが軽い、という感じがする。余韻がそんなに引っ張らないのだ。

中盤はのどかな変化で、ウッドと白粉が代わる代わる顔を出す。しっかりとしたテイストとアロマは発揮しつつ、淡い感じを出している。これがリガドールの計算なら大成功だ。
終盤はごく微量のホワイトペッパーが立ち上がり、白粉とせめぎあう。豊かな風味は変わらず、バインダー内部が吸気で蒸れた事によりややボディが深まる。吹き戻しでさらりとした白粉が存分に堪能できる。

50分で喫了。
軽いというより「軽快」だ。感覚的に、このシガーは若い個体の方がより特徴を楽しめそうだ。
一度も手にした事がないスモーカーは、この機会にぜひ喫煙してみる事をおすすめする。

LABEL : Montecristo