H.Upmann Connossieur B Habanos Specialist Exclusive 2017 '18

2018-05-21

アップマン コネスールBは同ブランドのコネスールAと同じ、Habanos Specialist Exclusiveのラインだ。
Punch 48からの流れとなったLa Casa del habanoとHabanos Specialistのダブルネームが施された金のリングをまとい、なおかつAのようにオリジナルリングを与えられている。

サイズはRG54x150mm、ビトラ・デ・ガレラ:ヘニアレス(ビトラ・デ・サリダ:ロブスト・エクストラ)。兄弟コネスールAよりもさらに太めで大ぶりのビトラだ。25本入りSLBにて提供される。

SLBから取り出し観察する。ずっしりとした重量感がある。ラッパーは濃い目のコロラド。表面はオイリーで、独特の艶がある。
香りはウッドが優勢のややレザー。

フットを吸ってドローをチェックし、ヘッドをフラットカット。葉くずを飛ばして空吸いし、再度ドローをチェックする。着火前のルーチンである。
フットに火を回す。湧き上がる煙は甘めのウッドの芳香。
喫煙する。
全体的にウッドが支配的な場の中で、レザーとバターキャンディがバランスよく存在している。
僅かな青っぽさ、牧草、ドングリ。チョークの粉。柔らかなコク、ミディアムライト。
強喫煙するとビターキャラメルのような風味が現れる。このビターキャラメルとウッドが広く背景に漂い、このシガーの味わいのキーとなっている。


中盤には甘みが強くなってきた。
花蜜のようなキンとする甘さ。それにふわりとしたビターがマッチしてウッドが包み込む。上等なスイーツの皿を味わっているような感じだ。
ブローするとフローラルが噴出する。非常に華やかなアロマだ。

終盤は蜂蜜感が出てくる。
ウッドに絡む蜂蜜は味蕾を強く刺激し、唾液が奔流のように迸る。強烈なうま味だ。
フィラーが多めなのでブローを繰り返して喫煙すると、それがさらに広がりを見せ没入感を覚える。
最後にひときわ濃いウッドの余韻を残した。

80分で喫了。
アップマンのコネスールはAもBもどちらもリッチな喫感だが、華やかさはA、ウッドと調和したビターはBとはっきりとキャラクターが分けられている。
スモーカーはこれを参考に今日のシガーを選んでいただきたい。

LABEL : H. Upmann 【Special】