Juan Lopes Supreme 2011 ER Canada

2020-11-30

2011年にカナダ限定で販売されたスプリーム。
25本入りSLBが1000箱製造された。サイズはRG52x135mm、ビトラ・デ・ガレラ:エドムンド(ビトラ・デ・サリダ:ロブスト)。見慣れた感のあるビトラだが、スタンダードラインナップではモンテクリストのみの展開はやや意外だ。LCDHではH.Upmannからロイヤルロブストが提供されている。それ以外は全てERだ(ELにもない?これも意外だ)。

ラッパーはやや濃いコロラド。表面はオイリーでまったりとした感触。やや葉脈が走り気味だがきれいな巻きで品質の高さを物語る。香りはウッド寄り。
ヘッドをフラットカット。フィラーがかなり詰められているのが感触でわかる。

フットに火をつける。杉の枯れ葉の焚き火。
喫煙する。ほのかなビターにほのかな甘み、これはキャラメル。
ウッドを軸にしたタッチで、厚みはあるが重たくないレザーも楽しめる。ミディアムフル。
アフターに軽く感じる紅茶感がコクを生んでいる。


中盤はインク感も現れる。甘みが強くなり、ボディがやや太くなるのがわかる。
ビターの気配が浅くなり、ウッド寄りに振れる。
ほんのりメタリック。カカオ。ペッパーがわずかに見えてきた。

終盤。ブローすると爽快な炭酸感が現れる。
落ち着いたナッツの甘みが浅く広がる。終幕にはコーヒーとペッパーが融合する。
60分で喫了。

終始穏やかな喫感で、変化もごくゆっくりとリラックスして楽しめる。
想像していたラインを下回っていたが、概ね満足できる範囲だ。通常のファン・ロペスを頭で追い、比較しながら楽しむと良いだろう。

LABEL : Juan Lopez 【Edicion Regional】