Por Larranaga Secretos 2013 ER Spain

2015-06-03

 

「セクレトス」で最初に浮かぶのはコイーバ マデューロ5、セクレトスだろうか。
ララナーガのセクレトスはエディシオン・レヒオナル、スペインのものだ。
名前の通りサイズはセクレトス(ペティコロナ)、40×110。化粧箱で8000箱がリリースされた。

一本取り出し香りを嗅ぐと、ふくよかなウッドを纏わせている。
ラッパーは明るいコロラド。ちいさいく控えめなERだな、という印象。

ヘッドをフラットカット。
フットを焦がして立ち昇った煙を嗅ぐ。背筋が伸びた。若い、キリッとした杉の硬い香り。

喫煙する。
ウッドのなかに乳製品、レザー、アーモンドの殻。そしてほのかな甘み。
小さな体躯の中に、濃縮されたような旨みを隠し持っていた。
ボディはミディアムライト。

 

1センチほどで灰を落とし強喫煙すると、ミントが香る。
RGが小さく、吸引での温度調整が容易なので燃焼温度を簡単に変えられる。味わいの変化が楽しい。

白粉が立ち上がり、華やかな柑橘が味わいのアウトラインを彩っている。
サイズの割りに煙量が多い。

中盤、大鋸屑と鰹節のような旨みを感じる。
終始白粉はそばに控えて、柔らかなニュアンスを放っている。

燃焼を上げて白粉を白檀に進化させて味わっていると、そろそろ終盤に。
華やかな喫味は終わりのその瞬間まで続く。
40分で喫了。

同じセクレトスならどちらを選ぶ?
悩む間もなくララナーガだ。

LABEL : Por Larranaga 【Edicion Regional】