La Gloria Cubana Medaille d'Or No.3 '02

2015-06-03


ラ・グロリア・クバーナ メダーユ・ドール No.3は2010年にディスコンとなっている。

箱は他のメダーユ・ドールと同じく基本的には8-9-8。外箱は古いものはボール紙となっている。

 

サイズは28×175、パナテラス・ラルガス(スリム・パナテラ)。めっきり見なくなったビトラだ。
 
箱から取り出す。香りはごく薄い。
ナッツの薄皮のようなウッド系の香り。
ラッパーはコロラド・クラロ。
非常に細いビトラだが、キャップもきっちり深く巻かれている。
フラットカットで空吸いしてみる。
ゲージの割にはドローはよく通る。
 
フットを焦がすと、木質系の甘い芳香。
ひと口吸うと、蜂蜜が溢れ出た。
蜜、カラメル、若い杉の木、ハーブ、石鹸。喫味はミディアム。
非常に華やかなアロマ。周囲が明るくなったような錯覚さえ覚える。
 

灰を落として強喫煙する。
ウッドがビターみを帯び、胡桃が顔を出す。わずかに化粧香も感じた。
ゲージが細いので思うように燃焼を操作できる。強弱をつけて喫煙すると、様々なテイストが膨らみ非常に面白い。
 
中盤にはキャラメルのようなテイストが顔をのぞかせる。
非常にコクが深くまろやか。雑味や刺は一切感じない。
牧草や白墨の出現に驚いていると、終盤に差し掛かる。
深煎りの紅茶のような味わいを残し、45分で喫了。
 
変化が激しく、細さも相まって一瞬で吸い終わってしまったような気さえおこる。
昨今のハバノスの流行と真逆を行く葉巻だが、こういうものをリバイバルでまた出してほしいとさえ思う。なんとも罪作りな葉巻だ。

LABEL : La Gloria Cubana 【Aged】