Partagas Serie E No.2 '17

2018-02-20

セリーE No.2は2011年に華々しくデビューした。
レギュラーラインナップで最も長いセリーはP2だが、最もリングゲージが大きいのはこのE2。以前のD5の記事とあわせて読んでみると面白いかもしれない。
サイズはRG54×140mm、ビトラ・デ・ガレラ:デューク(ビトラ・デ・サリダ:ロブスト・エクストラ)。
他のセリー同様セミ・ボワト・ナチュールで、5本と25本が提供されている。
コロラドラッパーは葉脈も薄く、ややオイリー。若干緑がかっている。
他のセリーと同じく、「SERIE E No.2」のオリジナルのリングをつけている。香りを嗅いでみると、強く杉が香った。

フットに火を灯すと、濃厚な杉の芳香。
喫煙する。ウッドをベースに、蜜の甘み、花粉。やや柔らかめのフルボディ。
ぐっとくる強いタバコ感。他のセリーと比べ、やや草っぽさ、青っぽさが強い。強いうま味とコク。
レザーとウッドのコンビネーションはまごうことなくパルタガスだ。

 


強喫煙させると、白墨とアフターに焦がしたイワシの皮のような蛋白質感が感じ取れる。
中盤は粉っぽさが増し、白粉が立ち上がる。カシューナッツ、レザーが色濃い。
穀物的なテイストが伸び、ラムやコニャックのようなコクを感じる。

終盤、ブローすると予想通り白粉の雲がふわっと浮かぶ。後味のコーヒーの余韻が心地よく、ロブスト・エクストラというちょっと大きめかな、という構えも溶かされる。
最後はパルタガスらしいストロングな喫味が迫り上がり、大満足で70分で喫了。

発売当初はその大きなリングゲージに驚きの声も多かったが、ブレンドの道理にかなったビトラだ。

LABEL : Partagas