La Gloria Cubana Revolution 2015 ER Asia Pacifico

2018-08-27

ラ・グロリア・クバーナの市場に出回っているのが確認できるスタンダードラインはメダーユ・ドールNo.4のみだ(公式にはNo.2は販売終了となっていないが、まず見つからない)。しかし、それとは裏腹に限定品の発表は旺盛だ。
このレボルシオンもエディシオン・レヒオナルのひとつで、2018年8月現在、La Gloria CubanaのERは過去に発表されたものを含め11種類となっている。

キューバにとって非常に特別な意味を持つ名前を冠されたレボルシオン。サイズはRG55x130mm、ビトラ・デ・ガレラ:モンテスコ(ビトラ・デ・サリダ:ロブスト)。
20本入りSBNが2500箱生産された。
観察すると、まずその太いリングゲージに目が行く。
インメンソスやグロリアスを超える太さだ。ビトラ・デ・ガレラでピンとくる人もいるだろうが、これはロメオのワイドチャーチルと同じビトラだ。
バランスを主体としたブランドとして同じ位置にあるRomeo y JulietaとLa Gloria Cubana、この同一ビトラを比較するのはとても面白そうだ。
ラッパーはコロラド。表面のオイル分はやや控えめか。通常の現行リングに「ASIA PACIFICO」のERリングがつく。

フットを咥えて吸ってドローを確認する。このRGで詰まっているということはほとんどない。
ヘッドをフラットカット。粉を落とし、フットに着火する。
素晴らしいアロマが部屋中に満ちる。花と蜜。
喫煙すると、鰹節の旨味と薫り高いウッドが渾然一体となり鼻腔を震わす。
塩の効いたハモンセラーノ、花蜜、チーク、喉に来る塊のようなウッド感が強い。ミディアム。

 



パンチが強いわけではないが、喫煙開始後しばらくすると喫感が柔らかくなる。そして気づく素晴らしいブーケ。これぞLa Gloria Cubanaの本領発揮という感じだ。
うっとりスモーキングしていると中盤、ローストしたカシューナッツが立ち上がってくる。
ロースト感は突き抜けず心地よいところで滞留する。ブローすると炭酸感が鼻を突くほど強烈に現れる。

終盤、ナッツの甘みが光を放ち、柔らかな甘さと香りに溺れる。
太いRGから送り込まれる豊富な煙量に巻かれ、短くなった葉巻と灰皿に積もる灰をうらめしく思う。

50分で喫了。
アジアERで非常に満足できるシガーのひとつ。日本では入手が容易なので、ぜひLCDHを覗いてみてほしい。
前述したが、同じビトラであるワイドチャーチルと比較しながらテイスティングすると非常に面白いものが得られる。

LABEL : La Gloria Cubana 【Edicion Regional】