Troya Coronas Club '10

2015-06-03

 

トロヤは1932年に生まれ、2005年にハバノスからいったん姿を消すことになる。

同年、このコロナス・クラブのみがマシンメイド・ショートフィラーのプラスチックチューブ入りに生まれ変わり、インテルナシオナル・クバーナ・デ・タバコスから発売されることとなった。
このへんのくだりは、ベリンダと変わらない。
現在、トロヤの名前で流通しているビトラはこのコロナス・クラブのみだ。

サイズは38×134、ウニベルサレース(ショートパナテラ)。
木を使わないボール紙でできた箱から、プラスチックのチューブを取り出す。柔らかいタバコ香、わずかに干草の香り。
ヘッドはすでにフラットカットされている。
葉脈が荒いラッパーはコロラド。
中身はぎっちり詰まっているようだ。
咥えてみるとショトーフィラー&マシンメイドの呼吸のようなドロー。
 
 
フットを炙る。立ち昇る煙を吸い込むと、柔らかな芳香。
喫煙する。焦げた杉の幹、藁半紙、ほんの僅かに木質な甘み。
ビターさも感じ取れる喫味は、ミディアムライトボディ。
灰は白っぽい。
 
ゆっくり喫煙すると、ふくよかなコク、薄めた墨汁、藁灰を感じる。
軽いタッチで、スパスパと楽しめる。
強く喫煙して温度を高めると、軽ーいビターが立ち上がる。
 
中盤から、広葉樹の落ち葉の焚き火。ボディはミディアムへと変化した。
テイストはそのままキープし、終盤まで穏やかに持続した。
40分で喫了。安いし、吸い応えもある。
短い時間に喫煙するために、こういうふうな葉巻は、デイリーで楽しむために箱でガサガサ欲しいね。

LABEL : Troya