Rafael Gonzalez North Star 2018 ER Nordico-Baltico

2022-10-11

2017年、2018年はラファエル・ゴンザレスのファンには喜ばしい年だった。
アジア限定の88、そしてこのノース・スターが相次いでリリースされたのだ。
ノース・スターは名前の通り北部バルト海沿岸エリアの国、スウェーデン、フィンランド、エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランドで限定販売された。
あまりエディシオン・レヒオナルが展開されない国々なので、これらの国のスモーカーも喜んだことだろう。

ノース・スターはRG50x102mm、ビトラ・デ・ガレラ:ペティ・ロブストス(ビトラ・デ・サリダ:ペティロブスト)。Hoyo de Monterreyペティロブストと同じビトラになる。
10本入りSLBが6000箱生産された。

葉巻をチェックする。色合いはやや濃い目のコロラドで、Rafael Gonzalezと赤銀のダブルリングが映える。巻きは非常にがっちりしている。香りはウッド。

フラットカットしフットに火を灯す。
薪が焦げる香りが立ち昇る。喫煙すると、木の甘さ。白樺。
粘度のあるまったりとした甘さでなく、スキッとした爽やかな甘さ。やや青っぽく、コーヒーのようなニュアンス。ライト。
浅めに広くウッドが広がる。うま味が濃い。


中盤はややビター感が増し、アーシーなタッチも立ち上がってくる。
芯にあるウッドの甘みは長く続きつつ、喫煙のコントロールでナッティからアーシーまで広い振幅で変化を見せる。ミントのニュアンス。

ショートスモークは吸い終わるまで早い(当たり前だ)。終盤、ブローすると花のように強く香る。
牧草、粗糖。全体を通して、柔らかく一切棘のないソフトなタッチ。
しかしぼんやりしているというわけではなく、しっかり輪郭と個性を持っている。ハッとする揮発感。

45分で喫了。スモーカーの求めに応じてますます選択の幅が広がるショートスモーク、選ぶ楽しみがまた増えた。

LABEL : Rafael Gonzalez 【Edicion Regional】