Ramon Allones Allones No.3 '24
2024-10-23
過去には多くのラインナップを誇った名門ラモン・アロネスに、スタンダードラインが追加されるのは非常に喜ばしかった。
2021年に告知されたこのアロネス No.3は、2023年にデリバリーが開始された。ハバノスSAとしてはかなり頑張った方だろう。
これで3種類しか選択肢がなかったRamon Allonesの層が厚くなった。
サイズはRG52x138mm、ビトラ・デ・ガレラ:ノブレサス(ビトラ・デ・サリダ:ロブスト・エクストラ)。10本入りドレスボックスで提供される。
箱を開けてチェックする。レザーとタバコ香は控えめで、そこまでの主張はない。
ラッパーはコロラド・マデューロ。表面はオイリーで光沢を放っている。巻きは均等できれい。
ヘッドに刃を当てをフラットカット。
空吸いするが、このリングゲージでドローが硬いことはまずない。
フットに着火する。
ナッツを煎った香りが漂う。喫煙する。
ウッド、そしてその甘み、ドライフラワー。
ほのかにキノコも感じる。ミディアム。52まで拡充されたリングゲージに詰まれたタバコ葉それ自身がフィルターの役目を果たし、タッチは強くない。
なので、香りがよく感じ取れる。浅煎りのコーヒー。半生の椎茸。
中盤はフローラル。チョークや乾燥大豆を感じる。
淡く繊細なタッチ。短くなってきても強さは出てこない。
あくまで柔らかく、これ本当にRamon Allonesか?と思わされる。アフターは確かにラモンんの味わいだが、強烈なキックはない。
終盤、ブローするとラモン特有の強烈なキックが襲いかかる。
まるで目覚めたかのようなストロング。痺れるようなウッド、レザーが口腔を満たす。
60分で喫了。
最初は退屈なシガーだな、と思ったが最後に急激な差し脚を見せたのはやはりハバノス。
これは熟成するとどう化けるのか?
こういう時に10本箱では足りなくなる、見つけたら買い足して眠らせておこう。
LABEL : Ramon Allones