Cuaba Divinos '11

2015-09-15

クアバ ディビノスは同ブランドで一番小さなビトラだ。
サイズは43×101、ペティ・ブーケ(ペティ・ペルフェクト)。

鼻を近づけると、濃いウッドと旺盛なタバコ香。

ラッパーの色はやや強めのコロラド。
 
ヘッドをフラットカットし、すぼまったフットから吹く。ドロー良し。
クアバのこのフットもカットする、という人の話を聞いたときには頭を抱えたものだ。
 
小さなフットに着火する。燃焼面が小さいので、立ち昇る煙はごく小さい。
それは一瞬で燃え進んで、序盤で燃焼面は最大になり、その後少しづつ小さくなっていく。これがクアバの醍醐味だ。
甘さ控えめのウッド。黒土、チョーク、浅煎りのコーヒー。ミディアムフル。
やや金属を感じるテイストは鋭く直線的だ。
灰を落として強喫煙する。
メタリックな花が開き、口腔奥にしびれるような余韻を残す。
 
中盤、葉巻の内部が蒸れてきて甘みは和らぎ、ウッドは深みを増してくる。
直撃してくる鉄の塊は存在感を発し、愛嬌のある形と大きさを見事に裏切る。
 
小さな体躯に詰められたアロマと旨みが小気味いい。
終盤にはその金属香は収束していき、まろみのあるウッドとレザーが太くなる。
葉巻が細くなる終局、ふわりと塩素のニュアンスを残した。
 
30分で喫了。
ショートスモークには、ディビノスもあったじゃないか。

LABEL : Cuaba