Romeo y Julieta Club Kings '20

2020-05-15

2015年にパルタガス キャピトルズとともに発表されたロメオ・イ・フリエタ クラブキングは、5年後の2020年に発売される運びとなった。
キャピトルズとクラブキングは「リネア・レトロ」と銘打たれたリバイバルシリーズだ。
クラブキングはハンドメイド・マシンメイドが過去に存在していた。キャピトルズもマシンメイドで作られ、どちらも1980年代に廃盤となっている。

発売がここまで遅れた理由はおそらく明確で……このパッケージが原因だろう。金属缶はハバノスの鬼門だ。調達に紆余曲折があったと考えられる。
しかしそれがキューバというものなので、こういうおおらかさを許容できない人種は葉巻にとってはお呼びではないだろう。

クラブキングは金属缶に5本入り、それが10箱化粧箱に収められ50本で提供される。
金属缶はバネが仕込まれており、ブランドのロゴマークを押すとパカッと開く作りになっている。初見ではその挙動に結構感動した。
サイズはRG42x129mm、ビトラ・デ・ガレラ:マレバス(ビトラ・デ・サリダ:ペティコロナ)。過去のクラブキングと同じビトラである。

カンカンを開けて葉巻をチェックする。
ラッパーはコロラド。ところどころに葉脈とシワが走る粗野なラッパーだ。
タバコ葉の香りが濃い。無骨なイメージが喫煙欲をそそる。

ヘッドをフラットカット。フットに火を付ける。
乾燥昆布を炙ったような香りが充満する。
喫煙すると甘み。ウッド系の甘みと椎茸、若干の白粉。ほのかに炭酸のようなタッチも感じる。ミディアム。

カラッとした喫感でイージーに吸える。往年のマシンメイドを彷彿とさせる。
チョーク、古い新聞紙、カカオのビターさ。
中盤、ドライなタッチでウッドが広がる。
見た目以上の奥行きがあり、ほんのりレザー。立体感が湧き出し、ナッツも出てくる。

終盤はドカンと喫味が増す。
ブローすると複雑なウッドが口腔を満たし、均整のとれたロメオのバランスに唸る。6大ブランドは伊達ではない。

50分で喫了。
リネア・デ・オーロのインパクトに押されているが、スタンダードラインナップに久々にペティコロナが追加されたのは好ましい。
外出時に気軽に持ち出せる缶入りのシガーはスモーカー必携だろう。

LABEL : Romeo y Julieta