ハバナの老舗ホテル「ナシオナル」が半年間貸切-観光客急増で
2015-07-28
中南米専門旅行会社のラティーノによれば、キューバの首都ハバナの老舗ホテル「オテル・ナシオナル・デ・クーバ」が急遽、2015年11月1日から16年4月30日まで貸し切りとなった。契約先については、海外の企業であること以外は明らかにされていない。すでに貸切期間中の予約を済ませている個人またはグループについては、7月30日までにルーミングとパスポート番号の提示をする必要があり、提示しない場合にはすべての予約が解除されるという。
同ホテルは1930年に創業したキューバ有数の人気ホテルで、ハバナを象徴するランドマークとなっている。ウィンストン・チャーチルなどの著名人が宿泊したことでも知られる。
昨年末から米国との国交正常化に向けた動きを見せているキューバは、観光地として世界中から大きな注目を集めており、同社によれば「ここ数ヶ月で急激に観光客が増加し、ホテル確保は困難」な状況。特に、宿泊施設が少ない地方では早めに予約を開始する必要があるという。