Hoyo de Monterrey Monterreyes No.4 Edicion Limitada 2021
2024-04-29
モントレイエスNo.4(モントレース、モントレジェスでもいいが)は2021年のエディシオン・リミターダ。
この年のELはCohiba、Bolivar、Hoyo de Monterreyとなった。
2020年のELが1種類のみと変則的だった翌年だったので、皆混乱させられた(もっとも、ハバノスは全てが変則的であるのが前提なので当たり前といえばそうなのだが。EL2022、2023は飛ばされて次が2024年となるのも、欠番の2002年を思い出させる)。
サイズはRG55x145mm。奇数がRGに現れることも珍しくなくなった。
ビトラ・デ・ガレラ:マラビジャスNo.4(ビトラ・デ・サリダ:ロブストエクストラ)。このシガーだけのオリジナルビトラだ。かっこいい。
10本入りのニス塗りSLB(スライド・リッド・ボックス)で提供される。
色はコロラド・マデューロ。ラッパーはオイル分に富み、光沢を放っている。
香りはレザーがとても強く、喫煙前の印象はオヨとは思えない。ここらへんは最近のELに共通している特徴だ。
ヘッドをフラットカット、空吸いといつもの流れ。フットに火を回すと、レザーと白樺の融合したアロマ。
喫煙する。ドライなウッドが立ち、魚介類を煮込んだうま味。アフターはビター。
最初の印象に反して、タッチは淡く強烈なところはない。
豊かなアロマ、鼻を通るスッキリしたレザー、キノコの菌糸を感じるようなこっくりとした喫感はうまみ・コクともに申し分なく、無限に味蕾を刺激する。ライト。
中盤は牧草や全粒粉のビスケット。
太いリングゲージで煙量豊かなオヨをめぐらす愉悦。突っ込んで喫煙しているわけではないが、燃焼が進む。
ドライなタッチでカラッと喫煙でき、オヨ特有のスッキリ感もある。中国茶。カラメル。
素朴な甘さを味わってると終盤。燃焼が早い。ボラードが多用されるオヨなのでそれは道理だ。
ブローすると甘みが増し、レザーと完全に融合したそれが見せる奥行きにめまいがする。
まるで昆布のような味わいの余韻を残し、60分で喫了。
なかなか市場に出回らず焦れたが、それを含めなくとも秀逸なハバノスとしてHoyo de Monterreyのラインナップに輝くシガー。
無二のビトラ、無二の存在。熟成後の楽しみも膨らむ。
LABEL : Hoyo de Monterrey 【Edicion Limitada】