La Gloria Cubana Turquinos '23
2024-09-25
トゥルキノス、トルキノスと呼ばれているが、Turquinosをカタカナにするのは至難の業だ。どちらでも良いだろう。
ラ・グロリア・クバーナのスタンダードラインはいつぶりになるのだろう?これが発売されると知ったときには少し感動した。
名前はサンティアゴ・デ・クーバ州のシエラ・マエストラ山脈、キューバで最も高い山「ピコ・トルキーノ」から。ここはキューバで唯一の降雪が観測された場所だ。
サイズはRG50x141mm、ビトラ・デ・ガレラ:ゴルディト(ビトラ・デ・サリダ:ロブスト・エクストラ)。エピクール・エスペシアルと同じビトラ。
1970年代に廃盤になった、同ブランドの同名のシガーがある。リバイバルということだろう。
10本入りドレスボックスで提供される。箱を開けてチェックする。
コロラドが並んでいる。巻きはまあまあ。油っ気はそんなに無い。
香りはかなり淡く、ウッドと紙。見慣れたクバーナのリングだ。
ヘッドをフラットカットして空吸い。ウッドのタッチ。
フット火を回す。煙も淡いウッドの芳香。
喫煙する。甘さ控えめの蜜。ウッド。植物、グラス(草)のタッチ。
瑞々しい青さを感じる。
ウッドをベースにアーモンドの皮、小麦、酸味はサクランボを思わせる。粉っぽさも相まって、大福の外側、餅の部分を連想する。ミディアムライト。
うま味やコクは淡い。
中盤は穀物感が立ってくる。
アフターは青っぽく、若い質感を楽しめる。
アロマは良く、これは味より香りのシガーだな、と考える。このビトラでもLa Gloria Cubanaなのだ。
挽いた小麦のような質感とアフターの青さを堪能する。
リングに差しかかり終盤、ブローするとキレのよいエッジの効いたウッドが炸裂する。
最後まで煙量豊かでブーケに酔いしれる。
穀物感と青さの奥に黒胡椒の影。
70分で喫了。
変化は少なくダイナミックさに欠けるが、熟成の伸びしろを感じる。
このシガーがこれからどう変化していくのか大変気になるところ。
とりあえず手元において待つ。これもハバノスの楽しみのひとつだ。
LABEL : La Gloria Cubana