国交回復と大使館設置で合意 米・キューバ
2015-07-02
米国とキューバが約半世紀ぶりに国交を回復し、双方の首都に大使館を設置することで合意した。米国のオバマ大統領とケリー国務長官が7月1日に正式発表する。
米政権の高官2人が6月30日、CNNに語った。
大使館の再開は、オバマ大統領が昨年12月から取り組んできた両国の関係修復の最終段階となる。米国はこれまでにキューバへの渡航制限や送金制限を緩和。今年4月にはオバマ大統領とキューバのラウル・カストロ国家評議会議長の間で、約半世紀ぶりの首脳会談が実現した。
米国がさらにキューバのテロ支援国家指定を解除したことで、国交回復への道筋は整ったとみられていた。
ホワイトハウスの当局者らによると、キューバ側の米大使館はこれまで米利益代表部となっていたハバナ沿岸部のビルに設置する。国交断絶前の米大使館も同じ場所に置かれていた。
ワシントン(CNN)