Romeo y Julieta Robusto '03

2023-05-24

以前テイスティングしたMontecristo ロブスト同じ、セレクシオン・ロブストス コンビナシオネスに含まれているロメオ・イ・フリエタ ロブスト。
これもこの箱だけのシガーになっている。

Romeo y Julietaのロブストといえばショートチャーチル(2006年~)だが、一番最初は2001年のエディシオン・レヒオナル「ロブストス」がそれに当たる。
以降、2003年のこのセレクシオン・ロブストス コンビナシオネス、ショートチャーチル(2006年)の登場。その後は2008、2009、2014、2016年とショートチャーチルは様々なスペシャルパッケージに収められてきた。
いわばこれがショートチャーチルのプロトタイプなのだ。

サイズはRG50x124mm、ビトラ・デ・ガレラ:ロブスト(ビトラ・デ・サリダ:ロブスト)。
リングは現行の真紅の色より薄い赤で、印刷されている文もやや異なる。
ラッパーはコロラド。オイル分は失せ、葉巻が痩せたのかリングがスカスカになっている。これは経年変化だ。

ヘッドをフラットカットし、フットに火を灯す。
香りは白樺の焚き火。やや甘めのウッド。
喫煙する。
ほのかな甘味が最初に来る。それがビターと絡んで絶妙なうま味を発する。
レザーとウッドとビターの三位一体。かなりの枯れ感で、燃焼が早い。ミディアム。
金属感のあるタッチの煙。アフターにビターが目立つ。


中盤は清涼感のあるペパーミントを思わせる。
固く古びたようなタッチのレザーは中心にあり、クラシックな味わいをなしている。
これも前述のMontecristo ロブストのように、かなり抜けている。
葉巻はバラで置かずにみっしりと集合させた状態で熟成させないといけない。
いや、そうしないと熟成しない。周囲の空気や木に成分をどんどん吸われてしまう。

終盤、ブローするとほのかに花。
煙は少し粉っぽくなる。
古紙、い草、古い木材。かなりドライなタッチ。
わずかに中国茶のようなコク。

50分で喫了。
ハバノスで最も重要なのは環境。
温度・湿度だけをフォーカスするのではなく、場所、位置、状態。どのような「カタチ」で管理するのかが決め手だ。

LABEL : Romeo y Julieta 【Aged】 【Special】